Baikal

『夏のバイカル湖とイルクーツク 大自然と古都の10日間』の報告

夏のバイカル湖とイルクーツク 大自然と古都の10日間(2017年7月4日~13日)は無事終了致しました。


写真提供:渡辺節子

Baikal Lake
文:吉田明子
今回の旅では色々貴重な経験が出来ました。 先生とご一緒でなければ出来ない旅でした。地球上にはまだまだ色々な土地や人々がいるのだと 再確認できました。バイカル湖の雄大さにびっくりです!あれは海ですね! またご一緒する機会があれば幸いです。 本当にお世話になり有難うございました。

Kitchen
文:笹岡ただ子
大変お世話になりました。 生涯忘れられない旅になりました。 先生の知識ご経験には圧倒されました。 ダリマとアニャのおもてなしと、かの地を知ってもらいたいという心意気に感動しました。

文:新宅薊
渡辺さんの旅の作り方が大会社のツアーとは違う、内容の濃い旅でした。渡辺さんに感謝しています。 ニューヨークにもクリミア半島、セバストポリなどにも行きたくなりました。
Birthday Party
誕生会

7月12日は私のお誕生日でした。渡辺さんが市場でケーキを買ってくれました。私はバラの花が沢山飾ったのをえらびました。大きなケーキが日本に比べたら格安でした。日本のケーキはバカ高いと思います。77歳の記念すべき誕生日でした。あの場で誰も歳を聞いてこなかったのは気遣いでしたね。よかったです。お誕生日会をしてくれてみなさんありがとう。
Beijing
北京の夜

出発の便が遅れたので北京到着も遅れた。 タクシーを捕まえるのも苦労で白タクを使った。日本人をカモにするのは簡単という肚があったのだろう。高額をふっかけてきた。そんな時の渡辺さんは交渉上手だ。暗い外で言い合っていて私たちは中に入っていてくれと渡辺さんは言いましたが私は一緒に戦うつもりだった。結局ホテルの玄関に入ってしまって言い合っていた。渡辺さんが警察を持ち出した途端に運転手は恐ろしがって引き下がった。こんな時の渡辺さんの強さに乾杯! 食事の付かないホテルで夕食抜きかと思ったときに出前のお兄さんが誰かに弁当を運んできていた。中国語のできる笹岡さんと弁当を運んできたお兄さんを捕まえた。私たちにも弁当をと期を逃さずメニューをスマホで見せてもらい5、6品頼んだ。私が元を少し持っていて払った。食べきれない分はフロントに居た警備員に差し上げた。食べ物を無駄にせずに済んだ。
Cow
牛の散歩

海辺のHotel Lukomorieに3泊しました。朝散歩にでました。佐竹さんが買い物をしたという近くの店に昨夜いくべきだった。その店はどこだろうと歩いていました。三叉路の手前で牛がモーというのを聞いて前方を見ると牛がひとりで小走りにやってきました。ちょっと怖いと思った瞬間曲がって行き一安心、カルチャーショックでした。早朝散歩してよかったと思いました。
Car
ドライバー

大体ドライバーさんは外国語を話さないからあまり交流することがありません。 しかし今回のバイカル湖の旅では長時間ドライブ、しかも悪路、ドライバーのセルゲイはさぞ大変だろうと気の毒になり、最後まで無事に連れて行ってと祈る気持ちでした。最後の空港で吉田さんがもう一人のドライバーさんにチップをあげていたのを見て、私もあげればよかったと思いました。
Boat
Ushukan島へのボート

小雨の中バイカルアザラシの自然保護区へ小さなボートで行きました。行きは笹岡さんとデッキにいました。ガイドのダリマが気を使ってくれて防寒具を見つけてきてくれました。スピードを出す小さなボートはジャンプするのでバーをしっかり捕まえていなければなりませんでした。寒くて怖くて必死でしたが日本で悩まされていた咳がぴたりと止まりました。笹岡さんが荒療治よと言いました。空気が良いことは有難いのだとバイカル湖に感謝です。島では木道をトイレまで歩いていたら蟻がズボンを這って登ってくるではありませんか。アウトドア派ではない私は怖くなりました。吉田さんが防虫スプレーを掛けておこうと言われたのでなるほどと納得。帰りにキャップテンがボートの向きを変えるのに長いゴム靴を履いて水に入り力学通りにうまく回しました。すぐ隣に少し大きな船がいてその船からも応援してくれてぶつからないですみました。デッキが濡れてしまったのでキャプテンのそばの3人掛けの椅子に座りました。キャップテンが操船しながらビスケットを勧めてくれました。吉田さんがホテルの朝食のケーキをあげたらキャップテン、日本のお菓子がほしいとロシア語で言いました。笹岡さんが子袋のポテトチップをあげました。日本のお菓子の子袋分けはすごい、パリパリです。さらに渡辺さんがその場に持ち合わせたうまい棒を一つあげたら絵から子供向けのお菓子と分かったのでしょう。子供に持って帰ると言いました。小さい女の子がいると言いました。ここで素直に子供のことを話しお菓子を持って帰るという男に感動しました。 帰りのボートも揺れて飛び上がって大変でした。笹岡さんがちょっとお兄ちゃん何とかしてよと日本語の小声で言いました。私はこの人に命を預けているから冷静であってもらわねばと気を遣いました。3分おきぐらいにデッキのダリマが無事か振り返って見ていました。日本での日常では知的労働の人に遭うことが多いのですが体を張って仕事をしている人の勇気に魅せられました。後にダリマがキャプテンの言葉を伝えました。「この船出が秋であれば船を出さなかった、今は夏だから日本人を連れて行ったのだ と、バイカル湖はなかなか危険な湖でもあるそうだ。
Driver
バルグジンスカヤ谷

延々と何もない草原をドライブしました。 小雨が降っていて一面緑でした。恵みの雨だそうです。晴れの日の景色も見たかったなー。谷間に村があるところもありますが岩山と草地と道以外何もないところが多かった。地球は広いそして人間は小さいと感じます。車を止めてダリマが昼食の用意をしてくれた。ホテルで用意してくれた魚の天ぷらやポテト。ダリマが生野菜を切ってくれた。ドライバーのセルゲイが紅茶を作ってくれた。ミルクを入れない人に先に、そのあとミルクを入れて濃く煮出すのがロシア流紅茶。セルゲイの労もねぎらって2杯目を飲む。僅かに残った残飯は川の魚にあげていました。バイカル湖のボートのキャプテンも帰り着いた後ランチを作ってくれた。そんなありかたも素朴でよい感じ。
Young Mother
早婚、離婚、再婚

とても若い女性が幼児を連れているのが目立ちました。ママ友グループも目立ちました。一方新しい恋人ができて男が去っていったという話も沢山聞きました。去られて女はつらいだろうなと思われました。それはこの地域ではほかの活動が乏しいのが原因と思われます。冬はどのように過ごしているのか冬に来てみたい気持ちもおこりました。
Toilet
トイレ事情

ロシアの屋外のトイレを「スクワットトイレ」 と私達は名付けました。 吉田さんは変なトイレでことを行うより野原で花摘み(用をたす)のほうが好きと言っていて同感です。傘は必需品ね。ただ、今回、そんな時ペーパーを捨ててきてしまった。ビニール袋を持っていて保管すればよかったと思います。それはゴミがいやだからです。 日本のトイレは素晴らしい。世界のトイレコンテストを提案したいです。世界のトイレがよくなるためにはどのくらい金額が必要なのだろう。
journey saves the earth
旅が地球を救う

今回の旅行、普通の人の行為に感動することが多かった。貧しさにめげず真面目に生きている人々のありかたに感動しました。最期にダリマやセルゲイとハグしたときは嬉しかった。現代はツーリズムが盛んだけれど旅をする人は戦争をしたいとは思わないでしょう。戦争をする人と旅をする人は両極端にいます。難民としてではなく普通の旅人が多ければ多いほど戦争から遠のくでしょう。エネルギーはそちらに回したいものです。

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