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にサロンドートンヌ展に出品を依頼され、グランパレ美術館を 訪れた時でした。突然のことで気乗りがしなかったのですが、 ついでに七カ国を巡った時の楽しい思い出が、私を旅好きに してくれました。 忘れられない旅の一つに、中南米一周の旅(1974年12月22日から3週間) があります。それは自然の世界遺産であるイグアスの滝と リオのダンスホールでの思い出です。 織りなす変幻自在な様相で、まさに神秘的風景でありました。 それらは、私の絵心を虜にしました。 中南米の旅の目的の一つは義兄にあたるブラジルの 画家マナブ・マベ(1924〜1997年)を訪ねたことでした。 ツアーの仲間と別行動で、数日間滞在してきたことが心に残っています。 観客の中から運悪く私が舞台に引っぱり出されました。 ダンサーの踊るサンバを真似るのです。私は手を広げ、 腰を振ったり屈んだりして、観客の爆笑をさそいました。 ところが帰国数日後、朝日新聞に、私の相手をした ダンサーと元日本兵・小野田寛郎さんがサンバを踊っている 記事が写真入りで紹介されていたのです。小野田さんはダンサーを 見つめながら踊り、体をくねらせて楽しそうでした。 潤してくれます。旅も歳をとると体力と相談しなければ なりません。しかし、旅が与えてくれる感動を求めて、 体力の続く限り楽しみたいと思います。 |
『生成』 (78cm×66cm) |
『フラメンコ』 (24cmX27cm) |
絵を描くことが好きです。今は無所属で作品を発表しています。 いつになっても思い通りにかけません。おそらく一生続くでしょう。 退職記念に戴いたパソコンを操り、HPをようやくつくりました。 ご笑覧いただけたらうれしいです。 |