みんなで持ち寄り旅のスケッチ

メルボルン:住みやすい街

西羽  潔

 オーストラリアのメルボルンは、重厚な英国風の街並みと緑豊かな庭園が織りなす風格のある都市です。ある国際機関の調査では、「世界の主要都市の中でもっとも住みやすい都市の一つ」といわれています。その街の中を縦横に走っているのが、名物のトラム(市街電車)。路線図を持っていれば、市内のどこへでも行けて、しかも1日券で1日中乗り回しても、約300円という安さ。17日間の滞在中、フルに利用しました。

メルボルンはまた、”ガーデン・ステート”といわれるくらい緑豊かな公園の多い街です。その中で一番気に入ったのが、「王立植物園」。植物園というより、庭園といった感じで、まるで印象派の絵画の中に迷い込んだよう。朝夕はジョギングや散歩に、休日にはピクニック気分で、園内のレストランでは結婚式のパーティ、というように、市民に愛されています。観光バスも来ないの
で、余り混んでいない上、入場は無料。借りていたアパートのすぐ近くだったので、毎日のように行っていました。
オーストラリアは、おいしいワインの産地でもあります。メルボルンの近くにも、ヤラバレーという有名な産地があり、多くのワイナリーが点在しています。中には自家製のワインやおいしい料理を味わえる所もありますが、その一つ、ドメイン・シャンドン」を、長男夫婦、4ヶ月の孫といっしょに訪ねました。大きなガラス越しに、広大なブドウ畑を眺めながら、ご自慢のロゼのシャンパンを味わう、まさに至福の一刻でした。

筆者紹介 西羽 潔

nishiha@rose.sannet.ne.jp

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40年近いサラリーマン生活を卒業後、妻と二人での、内外への旅行を最大の楽しみとしています。最近では、インターネットで検索して、プランを練ったり、予約をしたり、帰ってきてからは旅行記をホームページにまとめたりするのも、旅の楽しみの内になってきました。

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