リトアニア講演会(5月7日)

大崎 南部労政会館にて
ようこそバルト3国へ
報告

5月7日、午後3時すぎから5時過まで、私が賛助会員として海外旅行の企画催行のお手伝いをしている、シニアーの旅中心の親睦団体、ワールドステイクラブ主催により、リトアニア大使館員によるリトアニアを紹介する講演会を開きました。日本旅行作家協会joy of travel mailing listもお招きを受け両方で25人ほど参加しました。講演者は若い書記官、オウレリウス・ズイーカスさん。美しい奥様も同行されパンフレットの配布などお手伝い下さいました。ズイーカスさんの講演に先立ち、エストニアからの学生、リースさんからもお国の簡単な紹介がありましたが、これは改めて講演会を開く予定です。

リトアニアのお話しを中心に、バルト3国とロシアやユダヤ、北欧、西欧などとの関係、見所など、パワーポイントを使って、わかりやすく話してくれました。130人を超えるかたがたが聴講し、熱心な質問に丁寧に答えてくれました。

講演会のあとのjoy of travelのオフ会にも30人程が集まり、楽しい一時を過ごしました。

寄せられた当日の感想をいくつか紹介します。

本日はお忙しいところワールドステイクラブの例会にご出席いただきありがとうございました。また、オフ会では、皇族と織物のお話など貴重な体験談などをお聞きでき、とても有意義で楽しかったです。たびっこさんが言われましたが、オーレリウスさんの最後のお答えぶりには私も感動いたしました。まだ若いのに落ち着いていて有能なすばらしい人ですね。
Gさん
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今日は前日の呼びかけで、初めてオフ会に参加させていただきました。
大使館員の方の講演ということで、十分、旅をした気分を味わうこともできましたし、リトアニアについて多く知ることもできました。杉原千畝が数千人のユダヤ人にビザを発行した国がまさにリトアニアだったのですね。それからソ連に占領されていた時期は46年にもわたったこと、などなど。
Nさん
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青年の「国民・市民・人間には悪い人はいない」「政治(家)が悪いのではないだろうか」。微妙な立場でもあると思われる青年の力強い言葉に感銘を受けました。こういう言葉はいくつになっても感銘をうけます。わが国も憲法改正・教育基本法改正なども控えているだけに。
I さん
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私もすっかり、リトアニアの国に魅了されました。差別に関してのどなたかの質問での答えが、悪いのは政治家であって民は悪くない、これには参りました。これ以上の答えはありません。あと、言語がサンスクリット語に似ている、ということ、バルト教が多神教である、ということ、これは興味深い発見でした。
日本人の若者に、自分の国に対してこれだけの文化・歴史を話せる人が果してどれだけ居るだろうか、と・・・。小さな国はいつの時代も大国に翻弄されるのは日本ばかりじゃないとつくづく思いました。
Hさん
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今日の最後の質問とオーレリウス青年の答えが胸にしみました。

問い
<中国は朝鮮は、日本の過去をいつまでも責め続けているが
、中国や韓国よりも、 もっとひどい目にあった国(ソ連)にたいして、リトアニアの人々はどう思っているのか?>
答え
<今日の質問の中で、一番難しい質問ですね。日本は島国です。99%は同一民族です。でもリトアニアは ヨーロッパの一部で多くの国と地続きですし、様々な民族で成り立っています。一つの国を憎むことは 難しい。ロシアは時には、リトアニアにひどいことをする。ポーランドも時にはリトアニアに悪いことをする。でもその時のその国の政治家が悪いので、ロシア人もポーランド人もどの民族も、だれも悪くない。 悪いには、その時の政治家です。民族は平等、どの民族も、どの人間も悪くない。そう思わないと生きていけないです。>という主旨の答えでた。うまく言い換えられませんでしたが、心に残る言葉でした。
Tさん

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