shejapan.com
Google
WWW を検索 SHEJAPAN.com を検索

HOME > SHE JAPAN TOURS > 参加者の声 >


SHEJAPAN TOURS
ツアー一覧
旅関連イベント一覧
参加者の声
旅のアルバム(参加者専用)

もっと旅を楽しむために
渡辺節子の旅のスケッチ
みんなで持ち寄り旅のスケッチ
旅行のための英会話

旅行中に行った交流会

雛形明美
写真提供:渡辺節子

ヤルタ3日目、キエフ行きの列車に乗る前、慌しくセヴァストーポリで現地の漫画クラブの若者たちとの交流会を行った。仕事の合間の貴重な時間をさいて、かけつけてくれた20代前半のかわいい若者たち13人ほどと、なぜか暗っぽい喫茶店のようなレストランで、英語、日本語で自己紹介をしあい、茶道のお手前を見せながら、一人一人にお茶を差し上げた。お茶は初めて目の前で見るせいかとても好評だ。ゆっくり日本語で話をする間もなかったが、彼らはかなり日本語の勉強をしていて、話せる人もいた。折り紙でツルの折り方を教えるつもりだったが、ナント彼らは「「折り紙、知ってます」」ということで、折って持っていったものを差し上げた。日本の四季風景や、日本の趣きある日本家屋の写真など持参した者もいたが、説明する時間もなく立ち去ることになってしまった。駅まで何人かが送ってくれ、別れを惜しんだ。

リビウにおける交流会は大勢の学生が参加してくれた。ウクライナでも学問レベルが最高水準で学生の人気ランキング1-2位のイヴァン・フランコ記念リヴィウ国立大学(1661年創設、中欧最古の大学)、リヴィウシカ・ポリテフニカ国立工科大学を訪問した。まず学生達10数名が町のガイドをしてくれた。初めに訪れた工科大学の日本語学科の教室には、かなり高度の日本語の詩が掲げられていて驚いた。美しい20歳前後の女子学生たちとゆっくり話がしたかったが時間がなく、その後にリビウ国立大学学生会館での合同交流会に参加してもらった。そこでは、なんと70人近い学生や教授、事務職員で階段教室がいっぱいになった。まず、花札、いろはカルタ、百人一首をプレゼントして、「いろはの起源」を英語で説明した。その後、折り紙、書道、茶道、日本の歌など披露した。皆真剣に参加し、ここでもお茶は特に人気があった。

行く前は、「「何人集まるかわからない」」ということだったが、反響の大きいのには驚いた。2大学の教授が正規の大学の授業3時限分(あわせて6時限分)を私達のプレゼンに費やしてくれたのだそうだ。しかし、あれも見せたい、これもと、やや欲張りすぎ、全部が中途半端になってしまった感があるが、日本文化のさわりだけでも知らせた意味はあったと思う。後日、「非常に楽しく、面白いプレゼンだった」と学生達が大喜びしたと聞き、やや安堵した。海外旅行も、ただの観光旅行ではなく、こういう交流ができることこそがWSCらしさ、WSCの目的にもかなうものだと思う。彼らももっともっと交流したかったと思うし、我々もいろいろ話したいこと、伝えたいことがいっぱいあった。時間がなくて本当に残念だった。リビウは落ち着いたとても美しい町だった。今度はロングステイをして、ゆっくり日本の文化交流会をしたいものである。

もう一つは全くおまけの会だった。チェナディエボ(ザカルパチアのハンガリーとの国境近い町)の民宿の当主のアイディアか、夜の食事に行った古城では城修復の関係者達が待ち構えていて、延々とこの城の歴史と現在この城で行っているプロジェクトの話を聞かせてくれた。待ちに待った夕食会で、アルミホイルで包んで焼いたポテト、ソーセージ、小さなりんご、そしてワイン。言葉は全くわからないのに、なぜか賑やかな夕食だった。すきっ腹にやや堪えた夕食をいただいた。日本はつくづく飽食だと感じさせられた。

shejapan.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2005 SheJapan.com. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
web designed by Masahiro Nishimi