旅行のための英会話満載!
【新連載】 Enjoy Communication! クルーズ英会話

第8回 Dinner時の会話(2)

渡辺節子(SHE(エスエイチイー)代表取締役、神田外語大学講師)

 会話の秘訣は、聞き上手になることでもあります。中学生の頃習った付加疑問文を思いだしてください。相手の投げた球を落ち着いて受け止め、投げかえせば良いのです。受け損ねても慌てない、慌てない。
Once more please.「もう一度おっしゃって」
Could you speak a little bit slowly ?「もう少しゆっくり話してくださいませんか」
Sorry, I can't hear you.「ごめんなさい。今なんておっしゃったの?」
 などなど、返す言葉は沢山あります。
 次は一部分が聞き取れない場合です。
I went to ..... Cruise. と言われたら、You went to WHAT CRUISE ? 「何のクルーズに行かれたのですか?」と、聞き取れない部分だけ強調して聞き返しましょう。
 良き聞き役になるには、相槌の打ち方も大事ですね。
The soup is delicious, isn't it ?
「おいしいスープですね」と言われたら、
Yes, it is.あるいは、Yes, indeed.「ほんとに」。
You are from Japan, aren't you ?「日本から来られたんでしょう?」とやや会話が個人的になったら、
Yes, I am.「はい、そうです」と受けて、How about you ?「ところであなたは?」と聞いてみましょう。
I am from Australia.「オーストラリアです」
 などと答えてくるでしょう。ここでの相槌の打ち方は、I amを疑問文にする要領で Are you ?です。He went to Cafeと言われたら、Did he ?ですね。I like this cruiseだったら、Do you ?あるいはYou do ?でもいいですね。
 疑問文の作り方を忘れちゃったあなたには、I see.、Is that so ?というどこでも使える表現があります。でもこればかり連発してもいけません。
 IS-THAT-SO GUIDEという不名誉なあだ名を付けられたガイドがいます。観光客を案内して、ホテルから日光に行くまで、相手の話にIs that so? としか言わなかったんだそうです。
Really ?は、ちょっと驚いて本当に?くらいのニュアンス。
How nice !は、まあ素敵!と言うほどの意味合いです。
 これらを交互に駆使すれば、会話は継続します。
How about you ?は、「私は、かくかくしかじかですが、あなたは?」と聞く、応用範囲の広い便利な表現です。
This evening I will join the welcome reception, how about you ?今晩の歓迎レセプションに出るつもりですが、あなたは?
I will have tea, how about you ?私はお茶にしますが、あなたは何にします? How aboutは、人に何か勧める時にも使います。
How about a cup of coffee ?コーヒーを一杯如何がですか?
How about playing golf together ?ごいっしょにゴルフしませんか? と言った具合です。

 ひとしきり会話が弾み、別れる時には、
Nice talking to you. See you later.「 あなたとお話できて嬉しかったです。また後ほど」と挨拶しましょう。相手に先にこのせりふを言われたら、
Me, too. See you later.「私こそお話できてよかった。またお目にかかりましょう」と挨拶します。
I enjoyed talking to you.「あなたとお話できて楽しかったです」と言っても良いですね。

 私の大好きな言葉にEnjoyがあります。この言葉は、どこにでも使えて重宝です。
I really enjoyed your party.
パーティは本当に楽しかったです。
I am enjoying this cruise.
クルーズを楽しんでます。
I hope you will enjoy this wine.
このワイン美味しいと思います。召し上がってみてください。

ところで、Did you enjoy my article ? (私の記事、楽しんで下さったかしら?)

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